川崎・多摩丘陵の里山を守る会

3回総会議案書

200298(日)1:30〜4:00 てくのかわさき第5研修室

 

次第

1.代表挨拶

2.議長選出

3.議事審議

@第1号議案  2001年度活動報告と2002年度活動方針案

A第2号議案  会計報告、2001年度決算 2002年度予算案

B運営委員選出

4.まとめ

総会後 講演

「川崎市の開発関連条例について」小磯盟四郎氏

 

 

1号議案 2001年度活動報告と 2002年度活動方針案

2001年度活動報告

 「川崎・多摩丘陵の里山を守る会」は20008月に結成され、今回の総会で3年目の活動に入ります。難しいのはこれからです。残された貴重な緑を大切に、充実した里山ボランティアの活動を継続していくには、これまでにできたことを見つめつつ、できなかったことを成し遂げていくために、未来を視野に入れた方策を考えることしかありません。

 里山活動の具体性を学び、斜面緑地の緑を安全に確保するためにも勉強会を続けました。20023月には「川崎市の緑政策の現状と課題」というテーマで、市緑政課、鈴木直仁さんの報告を聞きました。川崎市はほとんどが市街化区域であり、緑地としての保全はかなり困難な中で、地権者に緑地協定を結んでもらうことを第1歩として、努力を重ねているという現状が良くわかりました。こうした行政を味方に付けていくのも市民グループの役割のひとつと思います。緑を育成し、緑のカルテを作って、多摩丘陵のつながりのある緑を残すような広がりのある活動も遅々たる歩みですが、前進しつつあります。「久地緑地」の人たちとは津田山ワークショップに参加するなどの連携を図りました。

 毎月第3土曜日の定期的な草刈と、清掃作業を続けました。

 里山活動と同時に、岡家の庭園をはじめとする地域の文化遺産を守る活動を続けるために、20019月には「お月見の会」を増福寺で催し、住職に末長の歴史話を聞きました。200112月には「歴史散歩」を計画実行し、大蓮寺の収蔵館にある、岡重孝氏のコレクションを拝見することができました。

20024月には江戸見桜の「花見の会」も開催し、花は過ぎてしまったけれど、春うららの陽光の中で草井さんのテノールの歌声をみんなで聴きました。本当に楽しい思い出のひと時でした。バザーも開き、楽しく品物を並べました。さらに5月には、江戸見桜入り口からターザンの木までの竹垣の道に、およそ200株を越える「あした葉」を植えました。

 活動の様子などを広く情報として発信するためにホームページの充実を図りました。できるだけ多くの映像で、わかりやすく見やすいページになっていると思います。皆様が開いてみてくださることを期待しています。

 他の団体との交流にもつとめ、久地緑地のワークショップに参加したのをはじめとして、「向ヶ丘遊園の会」の結成総会、また多摩丘陵を歩く会にも参加しました。

 緑の活動団体助成事業として、「川崎市公園緑地協会」から2001年度は3万円、2002年度は25千円の緑化助成金を受けることができました。この助成金によってモーター式草刈機、手押し車など購入しました。

 しかし、懸案だった、「ハイキング同好会」を作ることとか、ハイキングコースの紹介掲示板設置とか、周辺地図の配布などの宣伝活動はなかなか進展しませんでした。セブンフォレストヒル(バースヒル末長)マンション建設による「提供公園」と関連付けて周辺の緑地や、植生の調査をすることもこれからの課題として残っています。

 熊野森にトラスト基金で購入できるような土地の地権者も見つからない中で、「熊野森トラスト」の基金を増やすこともはかどりませんでした。基金を元手に借地できるような方向を見出すべく江戸見桜入り口の地権者に連絡を取ってみることを検討中です。

 2001年度の活動で重要だったのは、セブンフォレストヒル(バースヒル末長)のマンション建設による「提供公園」のワークショップでした。市民の意見を最大限取り入れて市民が管理することを目指す公園のはずですが、現実には事業者との話し合いの中で決定する面が強く、限界があります。事業者と結びついた地権者はことあるごとに新住民の緑地保全運動を否定してきます。そのような話し合いの中で「提供公園」の管理まで実行していくにはかなりな努力が必要です。活動の拠点として今後重要な場所となるだけに、市の公園緑地課への連絡を取りながら、緑地保全の本筋を忘れない活動をする必要があります。

マンションの2003年春の竣工に向けて、「提供公園」の急傾斜地にコンクリートの階段が付けられ、フェンスも敷地境界に立てられる予定です。すでに今年の春、萌芽更新を待つためにほとんどの樹木は伐られました。これからは、「提供公園」の中に水道を付けること、フェンスの高さを低く抑えること、用具置き場を作ること、マンション側擁壁の緑化、道路から公園に入る散策路を整備するなどの提案が活かされるよう粘り強く交渉していくことです。来春には、椎茸作りの夢も実現させたいものです。

江戸見桜とターザンの木を川崎市の「町の木50選」に認定してもらうためには、地権者の同意がなければなりませんが、それはほとんど希望通りにはならない見通しです。せめて、ターザンの木の保全を願って20021月、阿部川崎市長に面談の機会を得ましたが、市の財政の状況を言われ、積極的な返事を聞くことはできませんでした。

以下、活動した日程を記して、報告といたします。

 

 

活動記録

915()久地緑地ワークショップに参加

922()江戸見桜周辺からターザンの木まで草刈整地作業

930()増福寺にてお月見の会、住職より末長の歴史を聞く

1020()江戸見桜周辺、およびターザンの木までの道の草刈

1110()セブンフォレストヒル提供公園ワークショップ

1110()岡上の見学

1123()江戸見桜からターザンの木まで草刈、清掃作業

12月 1()熊の森トラスト歴史散歩、周辺のお寺、神社めぐり、大蓮寺の収蔵館見学

1215() 江戸見桜周辺とターザンの木周辺の草刈作業

 19()川崎・多摩丘陵の里山を守る会運営委員会

 116()市役所、緑政課、公園緑地課をたずねる

 119()久地緑地ワークショップに参加

 120()江戸見桜周辺からターザンの木まで草刈と清掃

 127()向ヶ丘遊園、現地見学会に参加

 128()阿部川崎市長に面会し、ターザンの木を保全してもらうよう直接陳情

 215()末長組にターザンの木を残してもらうよう書面をもってお願いいに行く

 216()久地緑地ワークショップに参加

 224()向ヶ丘遊園の会結成集会に参加

 225()川崎市環境審議会、緑部会を傍聴、意見陳述の機会を得る

 31()熊野森トラスト通信、冬春号発行

 315()セブンフォレストヒル提供公園ワークショップ

 322()里山学習会、「川崎市の緑政策の現状と課題」講師、鈴木直仁氏

 323()里山活動日、江戸見桜周辺の草刈

 46()県会議員小川久仁子さんからバザーへの献品を受け取る

 414()江戸見桜、花見の会、バザーを開催

 424()川崎・多摩丘陵の里山を守る会、運営委員会

 427()江戸見桜周辺の草刈、明日葉を植える準備

 429()「あした葉」を、およそ200株植える

 5月3()「かわさき環境デー2002(等々力緑地にて開催)に参加

 5月18()里山活動日、江戸見桜周辺から、ターザンの木まで草刈

 5月19()「通学路の安全を守る会」伊藤さんの送別会

 5月26()向ヶ丘遊園、多摩丘陵を歩く会に参加

 64()まちづくり条例学習会(まちづくり連絡会主催)に参加

 615()「あした葉」の手入れと草刈

 619()まちづくり連絡会に参加

 623()里山活動日、江戸見桜周辺からターザンの木まで、「あした葉」の手入れ

 74()川崎市役所、公園緑地課に行く

 710()熊野森トラスト通信、2002夏号を発行

 717()まちづくり連絡会に参加

720()里山活動日、午前中草刈作業、午後、運営委員会

 730()「まちづくりシンポジウム」(まちづくり連絡会主催)に参加

 83()里山活動日、草刈、整地作業、明日葉の手入れ

 824()里山活動日、草刈、清掃作業

 

 

 

2002年度活動方針案

 夏の暑さが、とても耐え難いような日々が続きますが、地球温暖化はいっそう拍車がかかっているような感じです。四半世紀前の日本には、涼を取る暮らしの知恵がそこここにあったはずだったのに。夕立の後のひんやり、さっぱりした道路の匂いなど、どこに行ってしまったのでしょう。急傾斜の谷は、蔦や竹やぶに覆われていた時のような冷気の漂いはなく、地下型マンションの建築現場の焼け付くような熱気に包まれています。

 でも、まだまだ残された里山の林から冷気が地上を這うようにして押し出されているのが、なかなか理解されていません。目に見えたなら、誰もが感激するのですが。このまちに暮らし、安全で快適な環境を作り出していくために、地域の中にある緑地を大切にしながら、調和の取れた自然との共生を目指したいと思います。

・現在ある緑のどの部分を残したいかを評価し、保全活動を活性化し、多摩丘陵の緑が残るような提案をしていきます。

・トラスト基金を募り、借地できる可能性を探ります。

・緑を育てるために、木や花を植えられるところには、植樹の可能性を探ります。

・多摩丘陵を歩く会やトラスト歴史散歩を企画し、参加者と里山保全の意義を共有します。

・里山活動を具体化するための勉強会を続けます。

・毎月第3土曜日の定期的な草刈、清掃作業などの活動を続けます。

・江戸見桜、ターザンの木、岡家の庭園など、地域の文化遺産を守る活動を続けます。

・他の団体との交流をはかります。

・神奈川県のトラスト協会に働きかけます。

 

 

今年度の予定

9月     熊野森トラスト通信秋号(10)の発行

921()930~江戸見桜に集合し、草刈など里山活動

921日()午後600~江戸見桜にて、お月見の会

1019()930~江戸見桜に集合し、草刈など里山活動

1116()930~江戸見桜に集合し、草刈など里山活動

1123日(土)  トラスト歴史散歩、里山を歩く会

1214()930~里山活動

12月     熊野森トラスト通信冬号(11)の発行

118()930~里山活動

215()   里山学習会

315()930~里山活動、トラスト通信春号(第12号)の発行

4月        江戸見桜、「花見の会」

4月        植物観察会

5月        里山活動、月2回予定

6月        里山活動、月2回予定

7月        里山活動、トラスト通信夏号(13)の発行

8月        第4回総会準備